ガストロノミーは、カスティーリャ・イ・レオン州の主要な観光資源です。農産物の中には、質を保証する原産地呼称が認められているものも多数あります。
たとえば、肉類アビレーニャ種やモルーチャ種の牛肉、チューラ種の仔羊)、ハム類ギフエロのハモン、レオンのセーナ)、チーズサモラ、バルデオン)、豆類エル・バルコ・デ・アビラの白インゲン、アルムーニャのレンズ豆)、野菜と果物レイネタ種リンゴ、ビエルソ地方の赤ピーマン)などが有名です。
これら上質の農産物と、カスティーリャ・イ・レオン州で腕をふるう料理人たちの熟練した技術から生まれるこの地方の料理は完成度が高く、スペイン国内でもとても人気があります。
カスティーリャ・イ・レオン州のワインは、この地方の多様な食文化を代表するもうひとつの魅力です。5つの原産地呼称が認められておりリベラ・デ・ドゥエロ、ルエダ、トロ、ビエルソ、シガレス)、いずれも国際的に高い評価を得ています。
何世紀もの時を経てきた昔ながらのレシピから生まれる伝統的な料理に加えて、カスティーリャ・イ・レオン州では、豊かな伝統と質の高い食材を活かしながら研究し発展させることで生まれる、まったく新しい料理も楽しむことができます。
食における偉大なる創造ともいえる、この新しいトレンドでは、有名レストランや料理人の手で、食べることがひとつの芸術にまで高められています。