カスティーリャ・イ・レオン州レオン県の県都であるレオンは、2018年1月1日から「スペイン・ガストロノミー首都」となるにあたり、「王の極上食」をテーマに地元を代表する様々な食品や革新的な料理を提供するレストランなどの、州全域からの候補を発表しました。
レオン市が推進しているこのプロジェクトでは、年間を通して160もの異なるアクティビティーが予定されています。
この活動ではワインやタパスだけでなく、ビエルソのローストパプリカ、バルデオン産チーズ、牛肉とヤギ肉のセシーナ(生ハム風乾燥肉)、サアグン産西洋ネギ、バニェーサ産インゲン、ティエラ・デ・カンポスのレンズ豆など、レオン州の食材や食品生産物にフォーカスを当て、街全体が素晴らしい地元グルメを知ることができる「ガストロノミー首都」となります。
そして、もちろん、ラム肉チャンファイナ、モンタニェスとマラガトのコシード、オジャ・フェロビアリア(鉄道釜)、またはバルデビンブレの煮込みトルティーヤなどのレオン伝統料理の数々も、州内のバルやレストランで食することができます。
レオン州産のワイン、セシーナ、ボティージョ(燻製腸詰)、肉製品、フルーツ、野菜類、チーズ、豆類の多くは、3つの原産地呼称(D.O. Vinos de León、D.O. Bierzo、D.O. Manzana Reineta)、9つの地理的表示(GI)、6つの品質保証マーク、1つの団体商標という、16種の品質認証を得ています。スペインの本物の美味しさが保証されたレオン産食品のクオリティを一度に確かめることができる、またとないチャンスとなることでしょう。
「スペイン・ガストロノミー首都」の称号は、ご当地グルメや地元の食品を活用し、グルメツーリズム促進のために2012年に発足され、ログローニョ(2012年)、ブルゴス(2013年)、ビトリア(2014年)、カセレス(2015年)、トレド(2016年)、ウエルバ(2017年)で開催されました。
レオンの旧市街「Barrio Húmedo」の中心に位置する「Palacio de las Carnicerías」をメイン会場として、各地のバルやレストランで、食に関するカンファレンスやシェフによるトークショー、ワインや食品のプレゼンテーションなどが開催される予定です。