レオン観光協会

Consorcio Patronato Provincial de Turismo de León
Pza. Regla s/n
24071 León – SPAIN
Telf.: +34 987 292 279
Fax: +34 987 235 250
E-mail: consorcio.turismo@dipuleon.es
Web: www.turisleon.com
レオン県 体験・実感!

広大な面積を有するレオン県は、光と影のコントラスト、夢のような風景、そして伝統と歴史の地。そのルーツは何世紀も前にさかのぼります。
レオン県では、数え切れないほどの忘れがたい感動と体験が旅行者を待っています。旅行者を惹きつけてやまないこの地から、どなたもきっと貴重な思い出を持ち帰ることでしょう。

レオン市

旧レオン王国の首都だったレオン市は、史跡の街。二千年の歴史の中で生まれた至宝の建築がそこかしこに見られます。堂々たるカテドラル(大聖堂)はフランスの影響を受けたゴシック建築の好例。中世ステンドグラスがふんだんに使われており、スペインでもこれほど見事なステンドグラスが揃っている聖堂は他にありません。見る者を圧倒する外観と対照的に、中はさまざまな色の光に包まれる感動の空間です。
他にも、旧サンティアゴ騎士団の本拠地だった荘厳な建物を国営高級ホテルに改装したパラドール・デ・サン・マルコスや、その華麗な室内装飾から「ロマネスクのシスティーナ礼拝堂」と称されるサン・イシドロ王立参事会教会などの史跡建築から、カスティーリャ・イ・レオン現代美術館やレオン市立音楽堂など数々の建築賞を受賞した現代建築まで、レオン市にはたゆまぬ発展の道しるべとなる建築物が多数あります。

ガウディ

天才建築家、アントニ・ガウディはレオンにも素晴らしい建築を残しています。ガウディは、その初期にネオゴシックの影響を受けた建築物を数多くレオン圏内に残しました。彼の生地カタルーニャ以外では、最も素晴らしい作品が揃っています。アストルガ市の司教館やレオン市のカサ・ボティネスは、おとぎ話の世界に旅行者をいざないます。ガウディのような偉大な才能のみが成せる業です。

サンティアゴ巡礼道

ヨーロッパ最古の文化交流路、サンティアゴ巡礼道の主要道はレオン県を通っています。さまざまな方向からサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かって伸びる巡礼道は、ガリシアに入る手前で合流し、「フランスの道」と呼ばれます。サンティアゴ巡礼道はレオン県の歴史の一部といえます。巡礼道の周りに修道院や教会、宿所や病院、橋が作られ、村が栄えました。レオンを通る巡礼道を辿ると、旅人は温かく迎えられ、歴史や郷土料理、さまざまな風景、そして巡礼者と彼らを迎える土地の人々とのつながりなど、行く先々でさまざまな発見があることでしょう。

銀の道

エメリータ・アウグスタ(現在のバダホス県メリダ)とアストゥリカ・アウグスタ(現在のレオン県アストルガ)を結んでいたローマ時代の道路は、単なる交通路のみならず、文化や商業が行き交った大いなる交流の道でした。のちにイスラム教徒はこの道を通ってイベリア半島を制圧し、キリスト教徒はこの道を通ってイスラム教徒から国土を取り戻す戦いを進めました。「銀の道」では、スペイン史に刻まれた戦争や戦闘、移民、侵略、通商、王国の興隆を身近に感じることができます。

バルポルケロ鍾乳洞

今から百万年以上前、バルポルケロ川は山脈の石灰岩に穴をうがち、数十世紀の時の流れの中で、思い思いの形に削られた洞窟が広がっていきました。こうしてカンタブリア山地の南、レオン県ベガセルベラの地中に美しい鍾乳洞が形作られたのです。水が岩石を削って作った突起に満ちた、神秘的な洞窟を探検するのは、世界でもまれな他でできない体験です。

ピコス・デ・エウロパ、生態保護区

ピコス・デ・エウロパ国立州立公園は、レオン側の斜面が特に美しく、素晴らしい景観を見せてくれます。石灰岩の山頂は素晴らしい渓谷に影を落とし、森林にはここだけに見られる動植物が多数生息しています。険しくそびえる山道を一歩ずつ登っていくと、絶景に目を奪われることでしょう。輝き、緑、透明感、褐色、紫、金色……風景は季節ごとに新たな顔、多彩な表情を見せてくれます。またとない自然に恵まれたレオン県は、生態保護区の多さで世界屈指の地域です。

歴史遺産

交通と、人々や文化の交流の要だったレオンには、貴重な歴史遺産が多数残っています。アストゥール人、ローマ人、スエビ族、西ゴート族、アラブ人、そしてキリスト教諸王国…さまざまな民族がこの地で栄え、消すことのできない足跡を残していきました。それぞれが歴史に1ページを加え、その特徴は現代の人々や県内各所の史跡に受け継がれています。大聖堂や邸宅、橋や城などの建築史跡から、各地方や生活様式独特の伝統建築、工業建築まで、レオンにはイベリア半島でも有数の豊かな歴史遺産が残されています。

ラス・メドゥラス

色彩のコントラスト、形、色、すべてにおいて比類のない美しい自然風景を見せてくれるラス・メドゥラス。実際には古代の鉱業によって生まれた、ローマ帝国最大の金鉱山が主体の産業遺跡で、ユネスコの世界文化遺産としても登録されています。ラス・メドゥラスは人類の創意と自然開発への驚くべき能力を見せつけてくれる生きるモニュメント。ローマ帝国の戦争の資金源となる金を効率良く採取するための、丘を流れるローマ水道の複雑なメカニズムにより生まれたその景観には、目を見張ることでしょう。数多くのトンネルや洞窟、そして水路が、さらにたとえようのない美しい光景を作り上げています。

郷土料理

豊かで実り多い土壌に恵まれたレオンでは農牧業が盛んで、幅広い農産物が生産されています。肉、腸詰め類、野菜、果物、魚、チーズなど、各地方ごとの特産品を活かして、バラエティに富んだ味わいの郷土料理が生まれました。レオン県では、特色ある郷土料理から、伝統産品と国内外の最新トレンドを融合して生まれた斬新な料理まで、多彩な味をお楽しみいただけます。

ワイン

「原産地呼称」は、地方特産品を保護し、クオリティーを保証する認定証です。「ティエラ・デ・レオン」及び「エル・ビエルソ」の原産地呼称が付いたワインは、使われるブドウの種類や特別な醸造方法、そして独特の味わいといった基準を満たしています。2,000年も前から栽培されているレオンのブドウは、修道院で作られ、地方経済の柱となっていた中世の時代から、その名声を誇ってきました。現在では、ワイン通の厳しい舌や好みに合わせたさまざまなタイプのワインが造られており、レオンの郷土料理や、斬新な料理にも理想的です。