基礎情報 Info General

気候
スペインはヨーロッパでも気候に恵まれた地域の一つである。 ガリシア、アストゥリアス、カンタブリア、バスク、アラゴン、カタルーニャ地方は冬は温暖で夏は涼しい。 湿度が高く、特に冬は雨量(山岳地帯は雪の場合もある)が多い。 中央部のカスティージャ高原とエブロ峡谷の地域では、温度は年間を通して大きく変化し、雨量は500mm以下である。

カスティージャ・イ・レオンの冬は厳しく.夏は非常に暑い。 エクストレマドウーラ地方は偏西風の影響で、冬は比較的温暖である。 カタルーニャ沿岸、バレンシア、ムルシア、アンダルシア地方では、北風も高地からの風も山脈に遮られるため冬も温暖で、雨量は少ない。 バレアレス諸島は地中海性気候帯に属し、年間を通して気候は温暖である。 カナリア諸島は常春で、雨量は少なく年間の温度変化も少ない。

地理
スペインの平均高度は海抜650メートルで、国土の1地方/6は海抜1、000メートル以上である。 最高峰はテネリフェ島にあるテイデ山で海抜3.718メートル、次いで、シエラネバダにある海抜3482メートルのムルアセン山になる。

スペイン中央部にぱメセタとして知られる高地が広がっており、山脈が縦横に走っている。 南西部と北東部には大きな河川があり、変化に富む海岸線は6000メートルにも及ぶ。 北西部のガリシア地方には峡谷や河があり、緑が豊である。

北部のカンタブリア山系には海抜2127メートルのピコス・デ・エウロパ山がそびえていて、東部にはビスケー湾から地中海までピレネー山脈が435キロにわたって伸びている。

アンダルシアのクアダルキビール川流域は三角形の低地となっている。 また、ベティカ山系が南西部から北東部にわたってあり、その中にシエラネバダがある。 カナリア諸島は大陸の特徴が凝縮された地で、高山、熱帯植物層、長い海岸線、火山性溶岩平野、そして高低差もある磯が見られる。