トレドは「いにしえの都」として知られている町ですが、1940年に「歴史と芸術」の町として、また1997年には「人類歴史遺産」の町として指定されました。 マドリッドの南70キロに位置するこの町は、町そのものが中世の歴史を今日に伝えています。
16世紀から今日に至るまで変わることなく静かにたたずむこの町は、天才画家グレコの筆をとらせた魅力をそのまま伝え、もし、グレコが今日のトレドを見ることができとしても、全く何の違和感も抱かないことでしょう。 この町を知り、そして古都の魅力を味わうには、細く、曲がりくねった迷路のような小路に迷い込んでみて下さい。 一番賑やかで町の中心でもあるソコドベル地区を通って、旧市街地の最も象徴的な場所を訪れてみて下さい。
または、コメルシオ通りを上ってスペインゴティック様式を代表するカテドラルを訪れると、内部には数世紀にも渡る美術品が展示されています。 トレドには、旅人の心を動かしてやまない名所や旧跡、歴史建造物がたくさんあります。
ビサグラ新門・旧門、カンブロン門、太陽の門、アルカンタラ橋、サン・マルティン橋、モーロ工場、サン・リデフォンソ文化センター、タベラ病院、そして999年に建てられたトレドのイスラム文化の歴史を代表するクリスト・デ・ラ・ルスのメスキータ、クリスト・デ・ラ・ベガ教会、ロス・レイジェス修道院、現在は考古学博物館も併設されているサンタ・クルス美術館、グレコの「オルガス伯の埋葬」が展示されているサント・トメ教会などなど。
また、かつてユダヤ人がこの都に住んでいたことを物語るかつてのシナゴーグユダヤ教会)のサンタ・マリア・デ・ラ・ブランカ教会や、トランシト教会なども是非訪ねてみてください。 旧ユダヤ人街にあるグレコの家にあるグレコの家には、当時を再現する古い家具や彼の作品が展示されています。
そして、アルカサルを見た後は、町の至る所に店を出している土産物屋を覗いてみましょう。 トレドの手工芸品はかつて首都として栄えていた頃から知られていましたが、今日、剣や甲冑のレプリカ、トレド細工象牙細工)など、この町の民芸品は世界的に知られています。
忘れられないトレドの一夜を、タホ川の対岸にあるパラドールですごして見て下さい。 小高い丘の上にあり、この地方の上流階級の別荘「シガラレス」が宿泊施設に改装されたこのパラドールからは、荘厳な町のパノラマが眺望できます。
タホ川と城砦に囲まれた歴史の町、豊富な名所、旧跡の町トレド。 スペインを旅する人々が必ず訪れる町です。 |

トレドの遠景、中央はAlcazar お城

アルカンタラ橋と見たパラドール

トレドの正門 ビサグラの門
 グレコの家 博物館 |