アストゥリアス地方はイベリア半島北部に位置する、別名グリーン・スペインと呼ばれる地域である。 国内の他地域と接する南部境界はカンタブリア山脈があり、またビコス・デ・エウロパ山系では、自然のままのダイナミックな風景が楽しめます。
この地方の面積は10,565k㎡で人口は114万人、首都はオビエドにある。 年間の平均気温は冬が9℃、春が14℃、夏は18℃、秋が12℃である。
こうした地理的特徴と気候は、野生動植物にとってはパラダイスであり、訪れる観光客には大変魅力的であると言える。 この地はかつて、アラブ人の侵入に遭った西ゴート族が後退してできた避難村地帯である。
ここからレコンキスタ再征服)が始まり、いねば近代スペイン発祥の地であるとも言える。 現在ユネスコの世界遺産に指定されているアストゥリアス芸術またはプレ・ロマネスク芸術と呼ばれる美しい建造物、ティト・プスティーヨ洞窟、シトー修道会、ベネディクト修道会、オビエド大聖堂のゴシソク様式の美術など、重要な歴史的文化遺産が保存されている。
料理
この地方の料理は、新鮮な食材を使いシンプルに調理したものが多い。 最も一般的なメニューはマイルドな昧のインゲン豆ファベ)と塩漬けハム、ベーコン、ブラッド・ソーセージなどの細切りを使うファバダと呼ばれるシチューである。 このシチューには、カンタブリア海などでとれる魚介類を入れることもある。 デザートは、ライス・ブディンクが特に美味である。
そして忘れてならないのは、カプラレス、ガモネド、ぺニャモレラなどの多彩なアストゥリアス産チーズてある。 それらのチーズはシドラリンゴ酒)によくあう。
アストゥリアスは地理的、地形的にとでもユニークで、アウトドアやスポーツ愛好家にとっても魅力的な地域であろう。
アストゥリアス・カンガス・デ・ナルセアの風景
アストゥリアスの山の風景
マジョール広場と市役所
オビエド市内
アストゥリアス・エルシナ湖
アストゥリアス・ピコ・デ・ヨーロッパ