2015年10月15日、和歌山大学副学長山田良治教授や同大学観光学部の教授らがサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の学長府を訪問し、両大学の観光学センター同士の交流協定を締結した。共にユネスコ世界遺産巡礼路に指定されている熊野古道とサンティアゴ巡礼という共通のテーマを掲げる両大学間は、今後、共同研究プロジェクト、修士・博士課程の学生の交換留学、研究者の人材交流などが、さらに強化されることとなり、同日に和歌山県とガリシア州との間に締結された、観光、産業、技術などに関する包括的協力協定とあわせて、両地域間の関係の大きな柱のひとつとなることが期待されている。

また、同日午後には、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学のホールにて、「ジャパンデー」が開催され、和歌山大学観光学部の加藤教授による交換留学プログラムの紹介、和歌山大学の学生らによる和歌山大学の紹介、日本大使館による日本留学のための奨学金制度の説明の他、生け花や武術のデモンストレーションと尺八の演奏が披露された。
また、第8回国際漫画賞の入賞者であるEmma Ríosさんへ、平田健治公使より賞状の授与も行われた。