2015年10月15日から18日まで、聖ヤコブを祀るキリスト教三大聖地のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラの文化都市シウダード・デ・ラ・クルトゥーラ(Ciudad de la Cultura)にて第一回サンティアゴ巡礼フォーラムFAIRWAY Santiagoが開催され、和歌山県のブースでは熊野古道の紹介が行われた。

二日目となる16日午後に行われた講演では、和歌山県の仁坂吉伸知事による熊野古道の歴史や精神性などの意義と魅力の紹介、国際熊野学会常任委員の山本殖生氏による熊野古道巡礼体験と風景、歴史・伝説の紹介、和歌山大学観光学部の加藤久美教授による学術的な面からの現在の日本への観光の現状と展望などが語られた。

今回はじめての開催となったサンティアゴ巡礼フォーラムFAIRWAY Santiagoでは、サンティアゴ巡礼関連団体、旅行業者、聖地観光や歴史文化観光の関係者など30団体以上が集まり、カンファレンスやワークショップ、展示を通じて活発な交流が行われた。