スペインのレオン県で有名な郷土料理のひとつに、他とは一風変わった「マラガト(※)風コシード」が挙げられます。このコシードが他地域のコシードと異なる点は、食べる順番が全く「逆」ということ。第一に煮込んだ肉類を食し、次にひよこ豆と野菜類、そして最後に短い極細パスタ入りスープを楽しむのです。レオンでは昔から「残すならスープを残せ」と言われており、コース料理の途中でお腹いっぱいになり「もうこれ以上食べられない」という時に、マラガト出身者は「スープを残すよりも肉類を残す方がもったいない」と考えたのです。

ぜひ一度、試してみては?

写真:Comidista

(※)レオン県中部に古くからある広域区またはその地域の人々。