アンダルシアはスペイン南部に広がる地方である西はポルトガルに接し、ジブラルタル海峡を隔てた先にはアフリカ大陸がある。 スペインからアフリカ大陸まで最も近い地点ではたったの13キロしかない。
アルメリア、カディス、コルドバ、クラナダ、ウエルバ、ハエン、マラガ、セビージャの８県からなる地方である。
総面積は87,267km7で、人口は6,700.000である。 平均気温は冬は12℃、春は19℃、夏は25℃、秋は15℃で気候にも大変恵まれた土地である。
アンタルシアではその土地を侵略してきた数々の民族の文化が遺跡や遺物に多く見られ、各文化の様々な芸術様式が堪能できる。
コルドバのメスキータ、セビーヤのヒラルダの塔、グラナダのアルハンブラ宮殿などのイスラム芸術の遺跡が数多くある。
また、セビージャでは多くの現代的な建物が1992年に建てられた1992年はアメリカ大陸発見500年目の年でセビーヤ万博も聞かれた年である）。
アンダルシアには世界的に有名な“コスタ・デル・ソル”と呼ばれる高級ビーチ・リゾート地帯がある。 美しい海岸、山、広大な平原に拡がるオリーブの木や色々のフルーツなどの風景の中で、様々なスポーツを楽しむことができる。観光客にとっては非常に魅力的な地域である。
料理
アンダルシアの料理は油を多く使う、有名なペスカイト・フリト魚のフリッター）はカディスやマラガでよく貝られる。 カディスではメルルーサ、ボラ、舌ビラメなど、マラガでは大小のアンチョビを同じように揚げて食べる。
その他の伝統的なアンダルシア料理としてはガスパチョがあげられ、夏によく食される。
アンダルシアの各都市の郷土料理は、マラガの白にんにくのガスパチョ、カディスの貝料理、グラナダの豆料理とサクロモンテ・オムレツ、コルドバの牛肉と牛の尾を使った料理、そしてウエルバのハブゴとグラナダのトレベレス・ハム、などがある。
アンダルシアのお菓子は元々はイスラム教徒がスベインに持ち込んだもので、修道女達によって今日まで伝えられてきている。
揚げた紅茶のケーキ、粉砂糖のビスケットなど、非常に種類が豊富である。
アンダルシアはワインの産地でもある。人々は、それらのワインをタパスアパタイザーの盛り合わせの様なもの）をつまみながらのんびりと飲んでいる。
アンダルシアの民俗行事には、フェリア縁日）と聖週間かある。聖週間はアンダルシア各地で盛大に祝われる｡ 聖体行列が行われ、かつがれた聖像の後を熱心なキリスト教信者達が続く。
フェリアはアンダルシアの人々の喜びを表すと言われ､伝統的な服を着て馬に乗る人々の光景は壮観である。